こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
今日は、健康診断の結果を見るたびに、多くの人が「またこの数字か…」とため息をついてしまう、私たちの食生活における最大のテーマの一つ、「塩分」についてお話ししたいと思います。 より正確に言うと、塩分の主成分である「ナトリウム」というミネラルについてです。
「塩分を控えましょう」「高血圧の原因になりますよ」 耳にタコができるほど聞いてきたこの言葉。健康のためには減塩が大切なこと、私たちはもう十分に分かっていますよね。 でも、その一方で、塩味のきいた美味しい料理の誘惑には、なかなか勝てないものです。
「減塩食って、なんだか味気なくて、食事が楽しくなくなりそう…」
その気持ち、痛いほどよく分かります。 でも、もし「塩分との付き合い方は、ただ我慢するだけじゃない」としたら、どうでしょう? 実は、ナトリウムには、その働きをうまくコントロールしてくれる「最高の相棒」が存在します。 今回は、そんなナトリウムの知られざる本当の姿と、その相棒との関係を知ることで、無理なく、そして美味しく健康管理をするための、新しい視点をご提案します。
ナトリウムは「悪者」ではなく「重要な仕事人」だった!
まず、誤解を解いておきたいのですが、ナトリウムは決して、私たちの体にとって不要な「悪者」ではありません。 彼は、生命維持に不可欠な、非常に重要な仕事をしている「多量ミネラル」の一員なのです。 私たちの体の中には、約100gものナトリウムが存在し、そのほとんどが細胞の外側にある「細胞外液」に集中しています。
ものすごくざっくりいうと、ナトリウムは**「体内の水分バランスと、神経・筋肉の働きを司る、超重要な現場監督」**なのです。 具体的には、主に3つの重要な仕事をしています。
仕事1:細胞の浸透圧を維持する(水分バランスの調整) 私たちの細胞の内側には「カリウム」が、そして外側には「ナトリウム」が多く存在しています。 この2つのミネラルが、まるでシーソーのようにバランスを取り合うことで、細胞内外の水分量が適切に保たれ、生命活動が維持されています。
仕事2:筋肉の正常な収縮に働く(筋肉の司令塔) 筋肉が正常に収縮するためには、細胞の内側と外側で、ナトリウムとカリウムが移動することによって発生する、微弱な電気信号が必要です。 ナトリウムは、この司令塔として、私たちの体がスムーズに動くために働いてくれています。
仕事3:血液の性質を正常に保つ(体液の品質管理者) 私たちの血液は、通常pH7.4の弱アルカリ性に保たれています。 ナトリウムは、血液のpHが酸性に傾かないようにバランスを取る、品質管理者のような役割も担っているのです。
では、なぜ「減塩」が必要なのか?最高の相棒「カリウム」との関係
これほど重要な働きをしているナトリウムが、なぜ「控えめに」と言われるのでしょうか。 その理由は、彼の**「最高の相棒」であり、同時に「最大のライバル」でもある「カリウム」**との関係に隠されています。
先ほど、細胞の内側にカリウム、外側にナトリウムが存在し、シーソーのようにバランスを取っている、とお話ししました。 このバランスこそが、健康の鍵なのです。
しかし、現代の私たちの食生活は、どうしてもこのシーソーをナトリウム側に大きく傾けてしまいがちです。 食塩、梅干し、しょうゆ、味噌、漬物、そしてカップラーメンやハムといった加工食品など、私たちの身の回りにはナトリウムを多く含む美味しいものが溢れています。 その一方で、カリウムが豊富な野菜や果物の摂取量は、不足しがちな傾向にあります。
このシーソーがナトリウム側に傾きすぎると、体は水分を過剰に溜め込みやすくなり、「むくみ」の原因となります。 そして、この状態が長く続くと、血管に常に高い圧力がかかる「高血圧」となり、将来的には動脈硬化や脳卒中といった、深刻な病気のリスクを高めてしまうのです。
減塩の新しい発想:「引く」だけでなく「足す」!
「やっぱり、塩分を我慢しなきゃいけないのか…」 そう思ったあなたへ。ここからが新しい視点のご提案です。
減塩のコツは、ただひたすら塩分を「引く」ことだけではありません。 もっとポジティブで、もっと食事が楽しくなる方法があります。 それは、ナトリウムの相棒である「カリウム」を、積極的に食事に「足して」あげることです。
カリウムには、体内の余分なナトリウムを、尿として体の外へ排出するのを助けてくれる、素晴らしい働きがあります。 つまり、カリウムをしっかり摂ることで、多少塩分を摂りすぎても、その影響を和らげることができるのです。 カリウムは、野菜や果物、いも類、海藻類などに豊富に含まれています。
いつもの食事に、ほうれん草のおひたしや、わかめの酢の物、アボカドのサラダといった小鉢を一つプラスする。 おやつの時間に、バナナを一本食べる。 そんな小さな工夫で、あなたの体の中の「ナトリウム・カリウムシーソー」は、再びバランスを取り戻し始めます。
もちろん、薄味を心がけることも大切です。 だしや酸味、香辛料、香味野菜の「香り」や「旨み」を上手に活用することで、塩分が少なくても、料理を十分美味しく感じることができます。
というわけで
今回は、塩分、つまりナトリウムとの上手な付き合い方についてお話ししました。 彼は決して悪者ではなく、私たちの生命維持に不可欠な仕事人であること。 そして、彼の力を正しくコントロールする鍵は、最高の相棒である「カリウム」とのバランスにあること。 お分かりいただけたでしょうか。
不足すると、熱中症などで脱力感や食欲不振を引き起こすこともありますが、通常の食事ではまず心配ありません。 やはり私たちが気をつけるべきは「摂りすぎ」です。
これからは、「塩分を減らさなきゃ」と眉間にしわを寄せるのではなく、「今日はカリウムをプラスして、バランスを取ってあげよう」と、ポジティブな発想で食事と向き合ってみませんか? その考え方こそが、我慢やストレスのない、持続可能な健康習慣への第一歩となるはずです。
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