こんにちは
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(Instagramはこちら)です
食とサプリの世界では、たんぱく質・ペプチド・アミノ酸という似た言葉が飛び交います。
今日は「カゼイン」「カゼインホスホペプチド(CPP)」「かつお節オリゴペプチド」を中心に、40代以降の美と健康にどう活かすかを、実践目線で徹底解説します。
たんぱく質は数十〜数千のアミノ酸がつながった「巨大分子」です。
これを消化酵素が細かく切っていく途中の“切れ端”がペプチド、最終的な最小単位がアミノ酸です。
・たんぱく質:筋肉・酵素・ホルモン・皮膚や髪の材料になる
・ペプチド:サイズが小さく、吸収が早い。中には血圧サポートやカルシウム吸収促進など、機能をもつ短い断片もある
・アミノ酸:回復が速いが満腹感は持続しにくい。運動直後の補給などに便利
40代からは「量×消化のしやすさ×機能性」の三点をどう組み合わせるかが要です。
カゼインは牛乳たんぱくの約八割を占める主要成分です。胃の中でゲル状になりやすく、吸収はゆっくり。この性質が長時間の満腹感と、夜間の“じわっとした”回復をもたらします。
ホエイが「速効型」なら、カゼインは「持続型」。就寝前の軽いプロテインや、間食のヨーグルト・チーズ少量は、朝のだるさ軽減に役立つケースがあります。
カゼインにはアミノ酸の一つロイシンも含まれ、筋たんぱく合成のスイッチに関わります。中高年は筋合成の反応が鈍くなりやすいので、一食あたり20〜30gのたんぱく質を目安に、主食・主菜・副菜で分散させると実行しやすいです。
注意:乳アレルギーや乳糖不耐の方は無理をせず、豆・魚・卵・肉・大豆ヨーグルトなどで代替してください。
CPPはカゼインを酵素で分解して得られる短いペプチドで、リン酸基をもちます。
リン酸基がミネラルを抱え込む性質により、腸内でカルシウムの溶けやすさを保つ助けになり、吸収効率の向上が期待されます。カルシウムは骨や歯だけでなく、筋収縮・神経伝達にも必須。40代以降は、ビタミンD・K、マグネシウムと合わせて“チーム”で考えるのが賢い方法です。
実践のコツ
・ヨーグルトやチーズをサラダに少量のせる(脂・塩は控えめに)
・小魚や大豆、小松菜などカルシウム食材と一緒に食べる
・日光に当たる時間を確保し、ビタミンDを欠かさない
かつお節は、発酵・熟成の過程でたんぱく質が短く切られ、オリゴペプチドが豊富になります。代表的なのは、体内の酵素(ACE)に関わる働きが示されている断片で、日々の血圧を穏やかに保つサポートが期待されます。
過度な塩分は逆効果なので、だし取りやふりかけとして賢く活用し、しょうゆは控えめに。
和の食卓では、味噌や納豆の大豆ペプチド、いわしや鮭の魚由来ペプチドも日常的に摂れます。ペプチドは吸収が早いので、トレーニング後や忙しい日の回復にも向きます。
1 筋肉:一食20〜30gを三食で。主菜のたんぱく+乳製品や大豆で補助し、就寝前は少量のカゼイン系で持続回復を狙う
2 骨:CPPを含む乳製品を“少量×頻度”で。ビタミンD(魚・卵・日光)とK(納豆・青菜)、マグネシウム(豆・ナッツ)を同伴
3 血管:かつお節や大豆のペプチド、野菜・海藻のカリウム、塩分控えめの味付け
4 肌と髪:総たんぱくを満たしつつ、鉄・亜鉛・ビタミンCを添える。発酵食品で腸を整え、吸収効率を底上げ
食品ベースの強みは「栄養とおいしさがパッケージ」になっていること。ヨーグルト、チーズ、味噌汁、だし、納豆、かつお節、豆腐、卵、魚、鶏むね。これらを日替わりで回せば、合計たんぱく質60〜80g/日は難しくありません。
一方、食が細い日や運動直後は、カゼイン・ホエイ・大豆などのプロテイン、あるいはペプチド配合の製品が便利です。砂糖・脂質・添加物の量、アレルギー表示を確認し、まずは少量から。
・乳アレルギー、乳糖不耐、腎機能に不安がある方は医療者へ相談のうえ量と種類を調整
・血圧の薬を服用中でペプチド製品を併用する場合は、自己判断で増量しない
・かつお節やチーズは塩分に注意。“少量を毎日”方式が現実的
・サプリはメーカーの一日目安量を守り、三〜四週間の体調メモで評価
・胃腸が張りやすい人は、まず食品から少量→慣れたら粉末・ドリンクへ
朝:ごはん少なめ、焼き鮭、納豆、味噌汁、ヨーグルト小鉢
昼:鶏むねのソテーと彩りサラダに粉チーズひと振り、玄米おにぎり
間:カカオ70%チョコ少量と無糖カフェオレ
夜:豆腐と小松菜の炒め物、冷やしトマト、だし香るおひたし
就寝前:無糖ヨーグルトまたはカゼイン系プロテインを少量
これで、総たんぱく60〜80g、CPPやオリゴペプチドも自然とカバーできます。
カゼインは持久的な回復を、CPPはカルシウム吸収を、かつお節オリゴペプチドは日々の血圧サポートを、それぞれ静かに後押しします。
特別なことをしなくても、和の食卓にはペプチドが潜んでいます。塩分と脂をコントロールしつつ、“少量を毎日”で積み上げる。これが40代からのアンチエイジングに、いちばん効きます。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました
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