こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
さて、以前の記事で「ミネラルの王様」であるカルシウムについてお話ししました。骨を丈夫にし、神経や筋肉の働きに不可欠な、まさにスター選手のような存在でしたね。 しかし、どんなに優秀なスター選手も、一人だけでは最高のパフォーマンスを発揮できません。彼には、その力を適切にコントロールし、時にはなだめ、時にはサポートする、最高の「相棒」が必要です。
今日は、そんなカルシウムの最高の相棒であり、私たちの心と体の「リラックス」を司る、非常に重要なミネラル、「マグネシウム」について、その知られざる力に迫りたいと思います。
「最近、なんだかイライラしやすい…」 「夜中に足がつって、激痛で目が覚めることがある」 「血圧が高めなのが、ずっと気になっている」
もし、そんなお悩みをお持ちだとしたら、それはもしかしたら、この「リラックス・ミネラル」であるマグネシウムが、あなたの体で不足しているというサインかもしれません。
カルシウムとマグネシウムの「緊張と緩和」のシーソーゲーム
まず、マグネシウムの最も重要な役割を理解するために、相棒であるカルシウムとの関係から見ていきましょう。 ものすごくざっくりいうと、この2つのミネラルは、私たちの体の中で、常に正反対の働きをすることで、絶妙なバランスを保つ「シーソー」のような関係なんです。
カルシウムの役割は「緊張」と「収縮」 カルシウムは、筋肉をキュッと収縮させたり、血管を緊張させて血圧を上げたり、神経を興奮させたりする、「アクセル」のような働きをします。
マグネシウムの役割は「緩和」と「弛緩」 一方のマグネシウムは、そのカルシウムの働きを調整し、「まあまあ、落ち着いて」となだめるように、筋肉や血管を緩め、神経の興奮を鎮める、「ブレーキ」のような働きをします。
このアクセルとブレーキが、お互いに拮抗(きっこう)し合い、見事なバランスで働くことで、私たちの体は正常な状態を保っているのです。
「リラックス・ミネラル」が担う、重要な仕事
このシーソーバランスを念頭に置くと、マグネシウムの具体的な仕事が非常によく理解できます。
仕事1:血圧を調整する(血管のブレーキ役) カルシウムが血管を収縮させて血圧を上げるのに対し、マグネシウムは血管を弛緩させて血圧を下げる働きがあります。 高血圧が気になる方にとって、塩分を控えること(ナトリウム対策)と同時に、このマグネシウムを十分に摂ることは、非常に重要なアプローチとなります。
仕事2:骨の形成に関わる(骨のしなやかさを保つ) 私たちの体内に存在するマグネシウムのうち、約50~60%は、カルシウムやリンと共に骨に存在しています。 カルシウムが骨の「硬さ」を作る主役だとすれば、マグネシウムは骨の「しなやかさ」や「弾力性」を保つための、重要な脇役です。 また、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ調整役としても働いています。
仕事3:300種類以上の酵素を助ける(体内の万能サポーター) マグネシウムのすごいところは、その仕事の幅広さです。 実は、私たちが食べたものをエネルギーに変えたり、タンパク質を合成したりする過程で働く、300種類以上もの「酵素」の働きを助ける補酵素として、体のあらゆる場所で活躍しています。 まさに、体内のあらゆる化学反応を円滑に進めるための、万能サポーターなのです。
なぜ現代人はマグネシウムが不足しがちなのか?
さて、これほど重要なマグネシウムですが、残念ながら現代の食生活では、不足しがちなミネラルの代表格として知られています。 その理由は、いくつか考えられます。
理由1:精製された食品の普及 マグネシウムは、玄米や全粒粉パンといった、未精製の穀類に豊富に含まれています。 しかし、私たちが普段口にすることの多い白米や白いパンは、精米・精製の過程で、ミネラルが豊富な胚芽の部分が取り除かれてしまっています。
理由2:ストレスによる消費 マグネシウムは「抗ストレスミネラル」とも呼ばれ、ストレスを感じると、体はそれに対抗するために多くのマグネシウムを消費してしまいます。 ストレスの多い現代社会では、知らず知らずのうちに体内のマグネシウムが消耗されているのです。
理由3:食生活の変化 伝統的な和食には、豆腐や納豆といった大豆製品、ひじきなどの海藻類、ごまなど、マグネシウムが豊富な食材が多く使われていました。 食生活が欧米化し、こうした食材を摂る機会が減ったことも、不足の一因と考えられています。
この重要な「リラックス・ミネラル」を、どうやって食事に招く?
では、私たちはどうすれば、この重要なマグネシウムを、日々の食事から十分に摂ることができるのでしょうか。
マグネシウムが豊富な食品 幸いなことに、マグネシウムは、意識すれば私たちの身近な食品から摂ることができます。 豆腐(半丁で86mg)、納豆(1パックで50mg)、玄米ご飯(150gで74mg)といった和の食材は、素晴らしい供給源です。 その他、ほうれん草やアボカド、おやつにはアーモンド(10粒で41mg)やくるみ、バナナもおすすめです。 また、伝統的な製法で作られた塩(ぬちまーす、雪塩など)や、豆腐を固める「にがり」にも、マグネシウムは豊富に含まれています。
というわけで
今回は、カルシウムの最高の相棒であり、私たちの心と体を「リラックス」させてくれる、マグネシウムの隠れた力についてお話ししました。 不足すると、筋肉のけいれんや不整脈、ひどくなると虚血性心疾患のリスクを高める可能性もあります。 一方で、通常の食事で摂りすぎる心配はほとんどありません。(サプリメントなどで大量に摂取した場合は、お腹がゆるくなることがあります)
私たちの体は、「緊張」と「緩和」の絶妙なバランスの上に成り立っています。 カルシウムという力強いアクセルと、マグネシウムという賢いブレーキ。 その両方が、バランス良く機能して初めて、私たちは心身ともに健やかな状態を保つことができるのです。
「最近、なんだかピリピリしているな」「体の力がうまく抜けないな」 もしそう感じたら、それはあなたの体が「リラックス・ミネラル」を求めているサインかもしれません。 いつもの食事に、お豆腐やナッツ、海藻類を少しだけプラスする。 その小さな習慣が、あなたの心と体に、穏やかで健やかなバランスを取り戻してくれるはずです。
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