こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
今日は、ビタミンB群の中でも、特にその名前と役割のイメージが、ある特定の層に強く結びついている栄養素、「葉酸」についてお話ししたいと思います。 「葉酸」と聞いて、あなたが真っ先に思い浮かべるのは、おそらく「妊婦さん」や「赤ちゃんのため」といったキーワードではないでしょうか。
そのイメージは、もちろん大正解です。葉酸は、新しい命を育む上で、絶対に欠かすことのできない、非常に重要な役割を担っています。
しかし、その強いイメージのために、妊娠・出産を終えた方や、男性、そして私たち40代以上の世代にとっては、「もう自分にはあまり関係のない栄養素かな?」と、見過ごされてしまいがちなのも事実です。 もし、その葉酸が、私たちの「細胞の若々しさ」や「血管の老化防止」にも深く関わっている、アンチエイジングのキーパーソンだとしたら、どうでしょう?
今回は、そんな「妊婦さんだけのものではない」葉酸の、知られざる本当の姿と、私たち大人が意識して摂るべき理由について、詳しく見ていきましょう。
葉酸の正体は「細胞の生まれ変わりを司る、マスター設計士」だった!
まず、葉酸とはどんな栄養素なのでしょうか。 その名前は、発見された「ほうれん草の葉」に由来しており、ビタミンB群に属する水溶性のビタミンです。
そして、その最も重要な仕事は、ズバリ**「細胞の新生をサポートすること」**です。 ものすごくざっくりいうと、葉酸は、**私たちの体という「建物」が、常に新しく、そして正しく生まれ変わり続けるための、「設計図の管理者」であり、「熟練の建築家」**なのです。
「マスター設計士」がこなす、3つの重要な仕事
この葉酸というマスター設計士は、私たちの体の中で、主に3つの重要なプロジェクトを指揮しています。
仕事1:細胞の新生をサポートする(体の設計図を守る) 私たちの体は、皮膚も、血液も、内臓も、絶えず古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わり続けています。 この新しい細胞が作られるときには、体の設計図である「DNA」を正確にコピーする必要があります。 葉酸は、このDNAが合成される過程で、「補酵素」として働き、設計図が正しくコピーされるのを助けるという、生命の根幹に関わる重要な役割を担っています。 葉酸が不足すると、この設計図のコピーがうまくいかず、正常な細胞が作られなくなってしまいます。これが、胎児の発育に葉酸が不可欠と言われる最大の理由です。 しかし、これは赤ちゃんだけの話ではありません。私たちの肌のターンオーバーや、髪の健康、そして体全体の若々しさを保つ上でも、この細胞の正しい生まれ変わりは、毎日欠かさず行われているのです。
仕事2:正常な造血を促す(血液製造工場の監督) 葉酸は、「造血のビタミン」とも呼ばれています。 前回のビタミンB12の話でも触れましたが、葉酸はビタミンB12と強力なタッグを組んで、正常な赤血球が作られるのを助けます。 この二人のどちらが欠けても、赤血球はうまく成熟できず、「巨赤芽球性貧血」という特殊な貧血の原因となってしまいます。
仕事3:動脈硬化を予防する(血管の守り神) これが、私たち40代以上にとって、特に注目すべき仕事です。 近年の研究により、葉酸が動脈硬化の危険因子である「ホモシステイン」という物質の増加を防ぐ効果があることが報告されています。 血液中のホモシステインが増えすぎると、血管の内壁を傷つけ、動脈硬化を促進してしまうと考えられています。 葉酸は、この危険な物質を無害なものに変える働きを助けることで、私たちの血管を若々しく、しなやかに保つ手助けをしてくれるのです。
この優秀な「設計士」を、どうやって食事に招く?
では、この重要な葉酸は、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。 その名前の通り、葉物野菜に多いのは確かですが、意外な食品にも豊富に含まれています。
葉酸が豊富な食品 葉酸の含有量が特に多い、いわば「名建築家」と呼べる食材は、焼きのりです。 その他、鶏や牛のレバー、そしておつまみの定番枝豆にも非常に豊富に含まれています。 野菜では、その名の由来となったほうれん草はもちろん、モロヘイヤ、ブロッコリー、グリーンアスパラガスなどが優れた供給源となります。
賢い食べ方のコツ:繊細な建築家を、優しく扱う ただし、この葉酸という建築家は、非常にデリケートな性質を持っています。 水に溶けやすく、光や熱にも弱いため、調理法には少し工夫が必要です。 野菜を長時間水にさらしたり、クタクタになるまで茹でたりすると、大切な葉酸の多くが失われてしまいます。 蒸し料理や電子レンジでの加熱は、水への流出を最小限に抑えられるので、おすすめの調理法です。 また、スープやお味噌汁のように、煮汁ごといただくのも、溶け出した栄養素を逃さない賢い方法ですね。
さらに、葉酸は一人で仕事をするよりも、仲間と一緒の方が力を発揮します。 特に、ビタミンB12やビタミンCと一緒に摂ることで、より効果的に働くことが知られています。 様々な食材を組み合わせることが、やはり重要なんですね。
不足すると?摂りすぎると?
葉酸が不足すると、赤血球が正常に作られなくなり、貧血の原因となります。 そして、最も注意が必要なのが、妊娠初期の欠乏です。胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが分かっているため、妊娠を希望している、またはその可能性がある女性は、1日に400μgの葉酸を摂取することが望ましいとされています。
一方で、水溶性ビタミンのため、通常の食事で摂りすぎる心配はほとんどありません。 ただし、サプリメントなどで極端に大量摂取した場合は、発熱やじんましんなどを引き起こすことがあります。
というわけで
今回は、「妊婦さんのためのビタミン」というイメージが強い、葉酸の本当の姿についてお話ししました。 彼が、私たちの細胞の生まれ変わりを支え、血液を作り、血管の老化まで防いでくれる、全世代にとっての「マスター設計士」だということが、お分かりいただけたでしょうか。
特に、食生活が乱れがちで、動脈硬化のリスクも気になり始める私たち40代以上にとって、葉酸は、もっと意識して摂るべき重要なパートナーなのです。
ほうれん草のおひたしに、海苔をぱらりとかけてみる。 おつまみの枝豆を、いつもの一品に加えてみる。 そんな小さな意識が、あなたの体の設計図を守り、内側からの若々しさを育んでくれるはずです。
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