こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
さて、以前の記事で、貧血対策のスター選手である「鉄分」について詳しくお話ししました。 「貧血気味なら、鉄分を摂らなきゃ!」 これは、もはや健康の常識ですよね。
でも、もし「鉄分をしっかり摂っているはずなのに、なぜか貧血が改善しない」「いつもなんだか疲れが抜けない」と感じているとしたら、そこには意外な「助っ人」の不足が隠れているかもしれません。 主役である鉄というヒーローも、最高の「相棒」がいなければ、その能力を十分に発揮できないのです。
今回は、そんな鉄の最高の相棒であり、私たちの美と健康を陰で支える、微量ミネラル「銅」の知られざる力について、詳しく見ていきましょう。
銅の正体は「鉄の最高の相棒」兼「美のミネラル」だった!
「銅」と聞くと、多くの方が十円玉や調理器具などを思い浮かべるかもしれませんね。 栄養素としてのイメージは、あまりないのではないでしょうか。 銅は、私たちの体の中に約80mgしか存在しない「微量ミネラル」です。その多くは骨や筋肉、血液中に、そして約10%は肝臓に存在しています。
ものすごくざっくりいうと、銅は、貧血を防ぐための「鉄の最高の相棒」であり、同時に若々しい肌や血管を作る「コラーゲンの生成」にも関わる、美と健康のサポーターなのです。
「最高の相棒」がこなす、3つの重要な仕事
では、この銅という最高の相棒は、具体的にどのような仕事で、私たちの体を支えてくれているのでしょうか。
仕事1:貧血の予防に関わる(鉄の能力を解放する) これが、銅が「鉄の最高の相棒」と呼ばれる最大の理由です。 私たちの血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」は、鉄を材料にして作られています。 しかし、ただ鉄があるだけでは、ヘモグロビンは完成しません。ヘモグロビンを生成するためには、銅の力が必要不可欠なのです。
例えるなら、鉄が「立派な車のボディ」だとしたら、銅は「そのボディを組み立てる、腕利きの整備士」のようなものです。 どんなに素晴らしい材料(鉄)があっても、整備士(銅)がいなければ、車(ヘモグロビン)は完成しません。 つまり、鉄分が十分にあっても、銅が不足していると、ヘモグロビンを生成できず、結果として貧血を起こしてしまうことがあるのです。 鉄分を摂っても貧血が改善しない方は、この銅不足を疑ってみる必要があるかもしれません。
仕事2:活性酸素を分解する(体のサビ取り職人) 銅は、以前お話しした亜鉛と共に、私たちの体を「サビ」から守る強力な抗酸化酵素「SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)」の構成成分でもあります。 老化の原因となる活性酸素を分解してくれる、頼れるサビ取り職人の一人なのです。
仕事3:酵素の材料として代謝をサポートする(美の建築家) これが、銅が「美のミネラル」とも言える所以です。 銅は、私たちの肌のハリや弾力を保つために不可欠な**「コラーゲン」を生成する酵素の材料**となります。 コラーゲンは、肌だけでなく、骨や血管をしなやかに保つためにも重要な成分です。 つまり、銅は、間接的に私たちの肌や血管の若々しさを支える、美の建築家でもあるのです。 その他、エネルギーを生み出す酵素の材料にもなっています。
この頼れる「相棒」を、どうやって食事に招く?
では、この重要な銅は、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。
銅が豊富な食品 銅は、牡蠣(カキ)やシャコ、タラバガニといった魚介類に特に豊富です。 また、牛や豚のレバーも、鉄分と銅を同時に摂れる、非常に優れた供給源です。 植物性の食品では、ナッツ類やくるみなどにも含まれています。
賢い食べ方のコツ:亜鉛との「シーソーバランス」 銅と付き合う上で、一つだけ知っておきたい重要な関係があります。 それは、同じく重要なミネラルである**「亜鉛」との関係**です。 実は、亜鉛をサプリメントなどで過剰に摂取すると、銅の吸収が阻害されてしまうことが分かっています。 亜鉛も銅も、私たちの体にとって必要不可欠なミネラルですが、どちらか一方に偏るのではなく、バランスよく摂ることが大切なのです。 通常の食事で銅が不足したり、摂りすぎたりする心配はほとんどありません。 大切なのは、やはり様々な食品をバランスよく食べることですね。
というわけで
今回は、鉄の最高の相棒であり、美のミネラルでもある「銅」の、知られざる力についてお話ししました。 貧血対策というと、どうしても鉄分だけに目が行きがちですが、その鉄を活かすも殺すも、実は銅とのチームプレーにかかっている、ということがお分かりいただけたでしょうか。
不足すると、貧血や成長障害、コレステロールや糖代謝の異常を引き起こす可能性もあります。 一方で、毒性が低いため、通常の食事で過剰摂取になる心配はほとんどありません。
これからは、貧血や疲れが気になるとき、鉄分だけでなく、ぜひ銅のことも思い出してみてください。 「今日は鉄分補給のためにレバーを食べよう。レバーなら、相棒の銅も一緒に摂れて一石二鳥だな」 そんな風に、栄養素同士の「関係性」や「チームプレー」を意識することで、あなたの食事は、もっと戦略的で、もっと効果的なものになるはずです。 栄養の世界は、知れば知るほど奥深く、そして面白いですね。
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