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40代からの「シシャモ」完全ガイド。骨の健康を守る、本物と代用品の秘密

シシャモ

こんにちは!

アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。

居酒屋の定番メニュー、お弁当の名脇役、そして、家庭の食卓を彩る、香ばしい焼き魚。 プチプチとした卵の食感が楽しい、シシャモ。 頭から尻尾まで、丸ごと食べられる手軽さと、その素朴な味わいで、多くの日本人に愛されていますよね。

「カルシウムが豊富で、体に良い」 そんな健康的なイメージをお持ちの方も多いと思います。 しかし、その一方で、私たちが普段「シシャモ」として食べている魚のほとんどが、実は、生物学的には、全くの別の魚である、という驚きの事実をご存知でしょうか?

今回は、そんなシシャモの奥深い世界を探求し、知られざる「本物」のシシャモの物語と、私たちの健康を支えてくれる、もう一つの「シシャモ」の素晴らしい栄養価、そして、その力を最大限に引き出す究極の食べ方まで、徹底的に掘り下げていきたいと思います。

食卓の魚は偽物?「シシャモ」の驚くべき正体

まず、多くの日本人にとって、衝撃的な事実からお話しなければなりません。 私たちが、日常的にスーパーマーケットなどで「子持ちししゃも」として購入している魚の9割以上は、厳密には「シシャモ」ではありません。 その正体は、カラフトシシャモ(和名:カペリン)という、全く別の種類の魚なのです。

・幻の魚「本シシャモ」 では、「本物」のシシャモとは、どのような魚なのでしょうか。 本シシャモは、実は、世界中でも、北海道の太平洋沿岸の一部河川にしか遡上しない、非常に希少な、日本固有の魚です。 キュウリウオ科に属し、その一生のほとんどを、謎に包まれた北の海で過ごし、産卵の時期である秋(10月~11月頃)にのみ、故郷の川に帰ってきます。 漁獲できる期間が、この一ヶ月ほどと非常に短く、漁獲量も少ないため、「幻の魚」とも呼ばれています。 カラフトシシャモに比べて、体が大きく、鱗が細かく、姿形も優雅。そして何よりも、その味わいは、淡白でありながら、深く、上品な旨味と、独特の香りを持つ、まさに「珍味」と呼ぶにふさわしいものです。

・もう一つの主役「カラフトシシャモ(カペリン)」 一方、私たちの食卓の主役であるカラフトシシャモは、同じキュウリウオ科ではありますが、北大西洋や北太平洋の冷たい海に、広く分布する魚です。 ノルウェーやアイスランド、カナダなどが、主な産地となります。 1970年代以降、日本の本シシャモの漁獲量が減少した際に、見た目がよく似ていた、このカラフトシシャモが、代替品として輸入されるようになり、その美味しさと手頃な価格から、瞬く間に、日本の食卓に定着しました。 今や、私たちにとって「シシャモ」と言えば、こちらを思い浮かべる方が、圧倒的に多いでしょう。

どちらが良い、悪い、ということではありません。 希少で、繊細な味わいを持つ、特別な日の「本シシャモ」。 そして、一年を通して、手頃な価格で、豊かな栄養を私たちに届けてくれる、日常の友「カラフトシシャモ」。 この二つの「シシャモ」の違いを理解し、それぞれの個性を尊重して味わうことこそが、真の「魚の目利き」と言えるのではないでしょうか。

小さな体に、栄養ぎっしり!シシャモの栄養価を徹底解剖

カラフトシシャモが、代替品であったとしても、その栄養価が、決して「代用」レベルではないことは、特筆すべき点です。 特に、骨も一緒に丸ごと食べられるという、そのユニークな食習慣は、私たち40代以降の健康維持にとって、計り知れないほどの恩恵をもたらしてくれます。

・骨の健康を守る、最強の栄養源 シシャモの栄養を語る上で、絶対に外すことのできない主役が、カルシウムです。 100gあたりの含有量は、なんと350mg。これは、牛乳(100gあたり約110mg)の3倍以上にも匹敵する、驚異的な数値です。 骨や歯の主成分であるカルシウムは、骨密度が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まる、私たち40代以降の世代にとって、最も重要なミネラルの一つ。 シシャモは、そのカルシウムを、骨ごと食べることによって、最も自然で、そして効率の良い形で、私たちに供給してくれるのです。

さらに、シシャモのプチプチとした卵(内臓)の部分には、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれています。 ビタミンDは、腸でのカルシウムの吸収率を高め、骨への沈着を促す「現場監督」のような役割を果たします。 カルシウムとビタミンDを、一つの食材で同時に摂れるシシャモは、まさに「骨の健康のための、完璧なパッケージ」と言えるでしょう。

・脳と血管の守護神「EPA」と「DHA」 青魚ほどではありませんが、シシャモには、不飽和脂肪酸であるEPADHAも、しっかりと含まれています。 血液をサラサラにし、血管系の病気の予防に役立つEPAと、脳の機能をサポートするDHA。 これらの健康効果は、もはや説明不要ですね。

・その他の重要な栄養素 ・良質なたんぱく質(約15.6g) 筋肉や皮膚、免疫細胞の材料となる、良質なたんぱく質も豊富です。 ・亜鉛 細胞の生まれ変わりや、免疫機能の維持に不可欠なミネラル、亜鉛も含まれています。 ・ビタミンA、E 皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAや、強力な抗酸化作用を持つビタミンEも含まれており、アンチエイジングの観点からも、非常に優れた食材です。

ただ焼くだけじゃない!シシャモを丸ごと味わい尽くす食べ方

シシャモの素晴らしい栄養を、余すことなく、そして美味しくいただくための、調理のヒントをご紹介します。

・基本の「焼きシシャモ」を極める 最もシンプルで、最もポピュラーな食べ方です。 凍ったままのシシャモを、弱火から中火で、じっくりと焼き上げるのが、上手に焼くコツ。 皮がパリッとし、卵に火が通って、ほんのり膨らんできたら、食べ頃のサインです。 そして、ここで、ぜひ実践していただきたいのが、レモン汁を搾って食べること。 レモンに含まれるクエン酸やビタミンCは、カルシウムを、体内に吸収されやすい形に変えてくれるため、カルシウムの吸収率がアップします。 味覚の面でも、レモンの爽やかな酸味が、シシャモの風味を引き立て、最高のアクセントになります。

・揚げ物で、骨まで香ばしく ・唐揚げ 片栗粉をまぶして、シンプルに唐揚げにするのも、おすすめです。骨がさらに香ばしくなり、スナック感覚で、いくらでも食べられてしまいます。 ・天ぷら 上品な味わいの天ぷらは、塩でいただくのが乙なもの。 ・フライ サクサクの衣と、プチプチの卵の食感のコントラストが楽しい、子供から大人まで大人気のメニューです。

・アレンジ料理で、もっと美味しく ・南蛮漬け 揚げたシシャモを、お酢と香味野菜で作ったタレに漬け込む南蛮漬け。 お酢の力で、骨はさらに柔らかくなり、カルシウムの吸収も助けられます。野菜も一緒に摂れる、栄養バランスの取れた、最高の常備菜です。 ・アヒージョ オリーブオイルとニンニクで煮込む、スペイン料理のアヒージョ。意外な組み合わせに思えるかもしれませんが、シシャモの旨味がオイルに溶け出し、絶品の味わいになります。

柳の葉の魚。アイヌの伝説と、シシャモの雑学

最後に、知っていると、シシャモとの付き合いがもっと楽しくなる、豆知識をいくつかご紹介します。

・シシャモの語源と、アイヌの美しい伝説 「シシャモ」という名前は、アイヌ語の「スサム(susam)」に由来します。 これは「柳の葉の魚」を意味し、その細長い姿形が、柳の葉に似ていることから、名付けられました。 北海道には、このシシャモの誕生にまつわる、美しい伝説が残されています。 「昔、飢饉に苦しむアイヌの人々を哀れんだ神様が、柳の葉を川に流したところ、その葉が、魚の群れに姿を変え、人々を飢えから救った。それが、シシャモの始まりである」 シシャモが、いかに古くから、北海道の地で、神様からの贈り物として、大切にされてきたかが分かる、心温まる物語ですね。漢字で「柳葉魚」と書くのも、この伝説に由来します。

・オスとメスの違い 私たちが、普段「子持ちししゃも」として食べているのは、もちろんメスです。 市場に流通するシシャモのほとんどはメスですが、稀に、オスのシシャモも売られています。 卵がない分、身が締まっており、魚本来の旨味が濃い、として、食通の間では、オスを好んで食べる人も多いそうです。

・カラフトシシャモの卵「マサゴ」 カラフトシシャモの卵は、日本だけでなく、世界的にも利用されています。 「マサゴ」という名前で、鮮やかなオレンジ色などに着色され、お寿司の「とびこ(トビウオの卵)」の代替品として、海外の寿司ロールなどで、広く使われています。

というわけで

今回は、私たちの食卓に身近な魚「シシャモ」について、その驚くべき正体と、小さな体に秘められた、計り知れない栄養価、そして、豊かな食文化を、徹底的に掘り下げてお話ししました。 普段、何気なく食べている魚が、実は、遠い北の海からやってきた、全く別の種類の魚だった、という事実は、少し驚きだったかもしれません。 しかし、その魚が、私たちの、特に40代以降の「骨の健康」を守るための、最高の栄養素を、ぎっしりと抱えて、日本の食卓にやってきてくれていることも、また、紛れもない事実です。 ぜひ、今夜の食卓に、この「小さな巨人」を迎え、そのプチプチとした食感と共に、骨の髄まで、その素晴らしい生命の恵みを、丸ごと、味わい尽くしてみてはいかがでしょうか。

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