こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
炊きたての白いご飯の上に、ふんわりと乗った、真っ白な海の幸。 ほのかな塩気と、凝縮された旨味が、口いっぱいに広がる…。 私たち日本人にとって、しらす干しは、子供の頃から慣れ親しんだ、食卓の名脇役ですよね。
「カルシウムが豊富で、体に良い」 そんな健康的なイメージをお持ちの方も、多いと思います。 しかし、その小さな体には、単に骨を強くするだけでなく、私たちの「心」の健康にまで、深く関わる、驚くべき力が秘められていることをご存知でしょうか?
今回は、そんな「しらす」の奥深い世界を探求し、その正体から、科学的に証明された驚くべき栄養価、そして、その力を最大限に引き出す究極の食べ方まで、徹底的に掘り下げていきたいと思います。
透明な命から、食卓へ。しらすの物語
まず、私たちが食べている「しらす」が、一体どのようなものなのか。その誕生の物語から見ていきましょう。
・しらすの正体は、イワシの赤ちゃん 「しらす」とは、特定の魚の名前ではありません。 体が白く、透明な、様々な魚の稚魚(赤ちゃん)の総称です。 そして、その原料として、日本で最も多く使われているのが、カタクチイワシの稚魚なのです。 そう、以前の記事でもご紹介した、あの栄養豊富なイワシ。私たちは、その生命の始まりの姿を、「しらす」として、いただいているのですね。 その他にも、マイワシやウルメイワシ、ウナギの稚魚なども、しらすとして扱われることがあります。
・食卓に届くまで、三段階の「変身」 港で水揚げされた、透き通るような生のしらすは、私たちの食卓に届くまでに、その乾燥度合いによって、主に3つの姿に変身していきます。 ・生しらす 水揚げされたばかりの、加工されていない、生のしらすです。透き通るような美しさと、つるりとした食感、そして、ほのかな甘みは、まさに絶品。しかし、鮮度の低下が非常に速いため、漁港の近くでしか味わうことのできない、貴重な珍味です。 ・釜揚げしらす 生しらすを、塩を加えた熱湯で、さっと茹で上げたものです。水分を8割ほど含み、白く、ふんわりと、柔らかい食感が特徴です。 ・しらす干し 私たちが、スーパーで最もよく目にするタイプです。釜揚げしらすを、さらに天日などで、水分量が5~7割程度になるまで、軽く干したものです。旨味が凝縮され、日持ちも良くなります。 ・ちりめんじゃこ しらす干しを、さらに、水分量が4割以下になるまで、しっかりと乾燥させたものです。関西地方では、こちらの方が一般的かもしれません。噛み応えがあり、旨味も、さらに強く凝縮されています。その見た目が、高級絹織物である「縮緬(ちりめん)」に似ていることから、この名がつきました。
このように、私たちが口にする「しらす」は、イワシの赤ちゃんの、成長ならぬ「加工の段階」を示す、名前だったのですね。
「イライラ解消」ミネラル!しらすの栄養パワーを徹底解剖
しらすの栄養価の最大の秘密は、「丸ごと食べられる」という、その食べ方にあります。 魚を、骨も、内臓も、頭も、丸ごといただくことで、私たちは、その魚が持つ生命の栄養を、余すことなく、すべて摂取することができるのです。
・骨と心の健康を守る、最強のミネラル群 しらすが「カルシウムの宝庫」と呼ばれる所以は、その圧倒的な含有量にあります。 100gあたりのカルシウム含有量は、なんと280mg。これは、牛乳の2.5倍以上にも匹敵します。 ・骨粗しょう症の予防 カルシウムは、骨や歯の主成分です。骨密度が低下し、骨粗しょう症のリスクが高まる、私たち40代以降の世代にとって、最も重要なミネラルの一つです。 さらに、しらすには、そのカルシウムの吸収を助けるビタミンDも、豊富に含まれています。 骨の材料であるカルシウムと、その吸収を助けるビタミンDを、一つの食材で同時に、そして大量に摂取できるしらすは、まさに「骨の健康のための、完璧なパッケージ」なのです。 ・イライラの解消 そして、カルシウムには、もう一つ、見過ごせない重要な働きがあります。 それは、神経の興奮を鎮め、精神を安定させる働きです。 カルシウムが不足すると、私たちの心は、些細なことでイライラしたり、不安になったりしやすくなります。 しらすを食べることは、骨を強くするだけでなく、私たちの心を、穏やかに保つことにも繋がるのです。 また、しらすに含まれるマグネシウムも、「リラックスミネラル」と呼ばれ、カルシウムと協力して、神経の安定に役立ちます。
・貧血を予防する「ビタミンB12」 しらすには、正常な赤血球の生成に不可欠なビタミンB12も豊富です。 特に女性に多い、鉄分不足だけでなく、ビタミンB12不足による貧血の予防にも、大きな効果が期待できます。
・その他の重要な栄養素 ・良質なたんぱく質(約24.5g) 体のあらゆる部分の材料となる、良質なたんぱく質も、非常に豊富です。 ・DHA・EPA イワシの仲間であることから、脳の機能をサポートするDHAや、血液をサラサラにするEPAといった、良質な脂質も、もちろん含まれています。
ご飯のお供だけじゃない!しらすのクリエイティブな食べ方
しらすの素晴らしい栄養を、最大限に引き出すための、賢い食べ方のヒントをご紹介します。
・塩分の摂りすぎには、ご注意を まず、大前提として、しらすは塩水で茹でて作られるため、食塩を含んでいます。 美味しくて、ご飯がすすむからと、一度にたくさん食べ過ぎてしまうと、塩分の過剰摂取に繋がる可能性があります。 特に、高血圧が気になる人は、食べる量に注意が必要です。
・最高のパートナー「カリウム」 この塩分問題を解決してくれる、最高のパートナーが「カリウム」です。 カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を、尿として排出するのを助けてくれるミネラルです。 そして、このカリウムは、野菜や海藻に豊富に含まれています。 ご飯にしらすを乗せたら、わかめや豆腐の味噌汁を添える。しらすのパスタに、ほうれん草やきのこを加える。 このように、野菜や海藻と、常にセットで食べることを意識することで、塩分の影響を相殺し、栄養バランスを、さらに高めることができるのです。
・しらすのクリエイティブなレシピ ・しらすトースト 食パンに、チーズとしらすを乗せて焼くだけ。チーズのカルシウムとしらすのカルシウム、そして、チーズに含まれるビタミンDが、三位一体となった、最強の骨活トーストです。 ・しらすとキャベツのパスタ ニンニクとオリーブオイルで、しらすとキャベツを炒めて、パスタと和えるだけ。キャベツのビタミンCも摂れる、簡単で美味しい一品です。 ・しらす入り卵焼き いつもの卵焼きに、しらすを混ぜ込むだけ。たんぱく質とカルシウムを、同時に強化できます。
赤いしらす?小さな魚のディープな雑学
最後に、知っていると、しらすとの付き合いがもっと楽しくなる、豆知識をいくつかご紹介します。
・「ちりめんモンスター」を探せ! しらすのパックを、よーく見てみてください。 時々、しらすに混じって、小さなエビやカニ、タコやイカの赤ちゃん、タツノオトシゴなど、違う生き物が見つかることがあります。 これらは、しらす漁の網に、一緒に入ってしまったもので、「ちりめんモンスター(チリモン)」という愛称で、子供から大人まで、多くの人々に親しまれています。 食べても全く問題ありません。むしろ、見つけたら、ちょっとラッキーな気分になれる、海からの楽しい贈り物です。
・しらすが、ピンクやオレンジ色をしているのはなぜ? 時々、ほんのり桜色をした、美しいしらすに出会うことがあります。 これは、そのしらすが、エビやカニの仲間である、オキアミなどの、赤いプランクトンを、直前に食べていた証拠です。 透明な体に、胃の中身が透けて見えているのですね。鮮度が良い証拠の一つとも言われています。
・日本の「しらす三大産地」 日本には、特にしらす漁が盛んな地域があります。 静岡県の駿河湾、神奈川県の湘南海岸、そして兵庫県の淡路島などが、有名です。 それぞれの地域で、獲れるしらすの種類や、加工方法、そして味わいも、少しずつ異なります。 旅先で、その土地ならではの「生しらす丼」などを味わってみるのも、最高の贅’沢ですね。
というわけで
今回は、私たちの食卓に身近な「しらす」について、その驚くべき正体と、小さな体に秘められた、計り知れない栄養価、そして、豊かな食文化を、徹底的に掘り下げてお話ししました。 骨を強くし、心を穏やかにする、カルシウムとビタミンDの完璧なコンビネーション。 それは、体が、そして心も、揺らぎやすくなる私たち40代以降の世代にとって、まさに「海の白い宝石」とでも言うべき、最高の贈り物です。 ぜひ、今夜の食卓に、この「小さな巨人」をプラスして、その優しく、そして力強い恵みを、丸ごと、味わい尽くしてみてはいかがでしょうか。
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