こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
厳しい冬の寒さの中、日本の食卓を、豊かで、そして温かい幸せで満たしてくれる魚がいます。 とろけるような脂の甘み、煮付けにすれば大根に染み渡る、深い旨味。 そして、成長と共に名前を変える、縁起の良さ。 今回、私たちがその魅力に迫るのは、まさに「冬の魚の王様」の名にふさわしい、ブリ(鰤)です。
お刺身、照り焼き、ブリ大根…。 様々な料理で、私たちを魅了するブリですが、その美味しさの源である豊かな脂には、特に、体の変化を感じやすくなる私たち40代以降の健康を、力強くサポートしてくれる、驚くべき栄養パワーが秘められています。
今回は、そんなブリの奥深い世界を、4つのテーマに沿って、その出世物語から、科学的に証明された驚くべき栄養価、そして、その魅力を最大限に引き出す究極の食べ方まで、徹底的に掘り下げていきたいと思います。
出世魚の代表格!名前を変える魚、ブリの物語
まず、ブリという魚の、最もユニークで、そして愛されるべき個性、「出世魚」としての物語から見ていきましょう。
・「出世魚」とは? 出世魚とは、魚の成長段階に応じて、異なる名前で呼ばれる魚のことを指します。 かつての武家社会では、元服や出世の際に名前を変える習慣があったことから、成長と共に名前が変わる魚は、「縁起が良い魚」として、祝いの席や、門出を祝う贈答品として、古くから珍重されてきました。 ブリは、まさに、その出世魚の代表格なのです。
・ブリの華麗なる「出世街道」 ブリの呼び名は、地域によって異なりますが、代表的な関東と関西での「出世の道筋」をご紹介します。 ・関東での出世街道 ワカシ(幼魚)→ イナダ(30-40cm)→ ワラサ(60cm前後)→ ブリ(80cm以上) ・関西での出世街道 ツバス(幼魚)→ ハマチ(30-40cm)→ メジロ(60cm前後)→ ブリ(80cm以上)
このように、ブリは、まるでキャリアをステップアップさせていくかのように、その名前を変えていきます。 スーパーでよく目にする「ハマチ」という名前は、実は、関西地方での若いブリの呼び名だったのですね。現在では、養殖されたブリ(特に若魚)を指す言葉として、全国的に使われることが多くなっています。 成長段階によって、脂ののりや味わいが全く異なるため、それぞれの名前で、異なる楽しみ方ができるのも、出世魚であるブリの、大きな魅力の一つです。
・ブリの生態 ブリは、アジ科に属する、大型の回遊魚です。 春から夏にかけて、エサを求めて日本海や太平洋を北上し、豊富なプランクトンや小魚を食べて、丸々と太ります。 そして、秋から冬にかけて、産卵のために、南下を始めます。 この南下してくる、一生のうちで最も脂がのった状態のブリこそが、私たちが「旬」として珍重する、極上の「寒ブリ」なのです。
EPA・DHAだけじゃない!ブリの脂に隠された驚異の力
旬のブリの身は、まるで栄養の塊。特に、その豊かな脂質には、40代以降の私たちの体を、老化から守ってくれる、素晴らしい成分が凝縮されています。
・EPA・DHA:青魚の中でもトップクラスの含有量 ブリの栄養価を語る上で、絶対に外すことのでけないのが、不飽和脂肪酸であるEPAとDHAです。 その含有量は、まさに圧巻。100gあたり、EPAが940mg、DHAが1700mgと、青魚の中でも、トップクラスの数値を誇ります。 ・EPAは「血管の守護神」 血液をサラサラにし、血栓の予防に関わります。また、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、血圧の上昇を抑える働きもあると言われ、血管系の病気の予防に、絶大な効果を発揮します。 ・DHAは「脳の栄養素」 脳の神経細胞を活性化させ、記憶力や判断力の維持に不可欠です。40代以降に気になる、認知機能の低下を予防するためにも、積極的に摂取したい栄養素です。
・パルミトレイン酸:若さの脂肪酸 ブリの脂質には、EPA・DHAだけでなく、近年注目されているパルミトレイン酸という、珍しい不飽和脂肪酸も含まれています。 これは、オメガ7系脂肪酸の一種で、私たちの皮膚の皮脂にも含まれる成分です。血管を丈夫に保つ働きや、インスリンの感受性を高める効果などが研究されており、肌の潤いを保つだけでなく、生活習慣病の予防にも役立つ可能性がある、「若さの脂肪酸」として、期待されています。
・ビタミンE:天然の酸化防止剤 ブリには、強力な抗酸化作用を持つビタミンEも豊富です。 EPAやDHAといった、ブリ自身が持つ、酸化しやすい良質な脂質を、自らの力で酸化から守る、という素晴らしい働きをしています。 私たちがブリを食べることで、このビタミンEは、体内で、細胞の酸化(老化)を防ぐ、頼もしい味方となってくれます。
・骨と肝臓のサポーター「ビタミンD」と「タウリン」 骨粗しょう症の予防に効果的なビタミンDや、肝機能の向上が期待できるタウリンも含まれています。 特にタウリンは、赤黒い「血合い」の部分に豊富に含まれています。
冬の魚の王様!最高の旬と、究極のブリ料理
ブリの美味しさと栄養を、最大限に引き出すための、食べ方のヒントをご紹介します。
・最高の旬は「寒ブリ」 ブリの旬は、言うまでもなく「冬」。 11月頃から2月頃にかけて、日本海側で獲れる、産卵のために南下してきたブリは「寒ブリ」と呼ばれ、その脂ののりは、まさに最高潮に達します。 身が引き締まり、上質な脂が、醤油を弾くほどに乗った寒ブリの刺身は、人生で一度は味わいたい、日本の冬の、最高の贅沢の一つです。
・日本の冬の食卓を彩る、絶品ブリ料理 ・ブリ大根 もはや説明不要の、冬の家庭料理の王様。 ブリの旨味たっぷりの脂が、じっくりと煮込まれた大根に染み渡り、大根の消化酵素が、ブリの脂の消化を助ける。 味覚の面でも、栄養の面でも、これ以上ないほどの、完璧なマリアージュです。
・照り焼き、塩焼き ブリの豊かな脂は、加熱することで、その香りと旨味を最大限に発揮します。 甘辛いタレで香ばしく焼き上げる「照り焼き」や、シンプルに塩だけで、素材の味を味わう「塩焼き」は、ご飯が何杯でも食べられてしまう、危険な美味しさです。
・ブリしゃぶ 新鮮な寒ブリが手に入ったら、ぜひ試していただきたいのが「ブリしゃぶ」です。 薄切りにしたブリの身を、熱々の出汁にさっとくぐらせる。 余分な脂が程よく落ち、身はふっくらと、そして、口の中には、上品な脂の甘みが広がります。
・血合いまで美味しく 血合いは、少しクセがありますが、栄養の塊です。新鮮なものであれば、臭みはほとんどありません。 生姜を効かせて甘辛く煮付ける「時雨煮」などにすれば、最高の常備菜になります。
ブリ大根から養殖まで。知られざるブリ雑学の世界
最後に、知っていると、ブリとの付き合いがもっと楽しくなる、豆知識をいくつかご紹介します。
・「出世魚」と、日本の文化 成長と共に名前を変えるブリは、立身出世の象徴として、古くから、祝いの席に欠かせない、縁起の良い魚とされてきました。 特に関西や北陸地方では、お正月に、成長と家族の健康を願って、ブリを一本丸ごと食べる「年取り魚」の文化が、今も色濃く残っています。
・養殖技術の発展と「ハマチ」 ブリは、日本で、世界で初めて、本格的な商業養殖に成功した魚です。 この養殖技術の発展により、私たちは、一年を通して、安定して、脂ののったブリ(養殖ものは、主に若い頃の名前であるハマチとして流通することが多い)を食べることができるようになりました。 近年では、エサに柑橘類を混ぜることで、風味を良くした「フルーツ魚」なども開発されています。
・ブランドブリの世界 旬の時期になると、日本各地の漁港が、最高の「ブランドブリ」を巡って、熱い戦いを繰り広げます。 富山県の「氷見寒ブリ」や、石川県の「天然能登寒ぶり」、京都府の「伊根ブリ」などは、厳しい基準をクリアした、まさに究極のブリ。一本、数十万円の値がつくことも珍しくありません。
というわけで
今回は、日本の冬の味覚の王様「ブリ」について、その華麗なる出世物語から、驚異的な栄養価、そして、豊かな食文化まで、その魅力と実力を、徹底的に掘り下げてお話ししました。 そのとろけるような脂には、私たちの脳と血管を、そして骨の健康までもを守ってくれる、力強い生命のエネルギーが、ぎっしりと詰まっているのです。 ぜひ、旬の時期には、この縁起の良い出世魚を食卓に迎え、その美味しさと共に、一年間の家族の健康と、さらなる飛躍を、願ってみてはいかがでしょうか。
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