こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
今日は、私たちの日常に潜む「健康の常識」について、その裏側を少し覗いてみたいと思います。 特に、多くの方が一度は試したり、考えたりしたことがあるであろう「朝食抜きダイエット」。そして、「野菜の栄養を逃さないための調理法」という、2つの大きなテーマについてです。
「痩せるためには、まず朝食を抜いてカロリーをカットするのが手っ取り早い」 「健康のためには、野菜の栄養を壊さないように、生で食べるのが一番!」
どちらも、一度は聞いたことがある、もっともらしいアドバイスですよね。 でも、これらの「常識」、本当にあなたの体にとってベストな選択なのでしょうか? 良かれと思ってやっているその習慣が、実はあなたの努力を無駄にしていたり、体の不調の原因になっていたりするかもしれません。
というわけで今回は、そんな健康の常識を一度リセットして、私たちの体が本当に喜ぶ、賢い食事との付き合い方について、詳しく見ていきましょう。
「朝食抜きダイエット」が逆効果になってしまう理由
まず、朝食の話から始めましょう。 摂取カロリーを減らせば痩せる、という考え方自体は、とてもシンプルで分かりやすいです。だからこそ、「じゃあ、一食抜いてしまおう」という発想になりがちなんですよね。
でも、私たちの体は、単純な計算機ではありません。 もっと賢くて、そして少し頑固な「体内時計」というものを持っているんです。
ものすごくざっくりいうと、朝食は、あなたの体というお店の「本日の営業開始!」を知らせる、シャッターを開けるスイッチのようなものです。 朝、光を浴びて、そして朝食を食べることで、このスイッチがカチッと入り、体は「よし、今日も一日活動するぞ!」と、代謝のエンジンを始動させるのです。
では、もし朝食を抜いて、このスイッチを押さなかったらどうなるでしょう?
体は「あれ、今日はご主人様、お休みかな?じゃあ、エネルギーを無駄遣いしないように、省エネモードでいこう」と判断してしまいます。 代謝のエンジンがかからず、体温も上がりにくい。なんだか午前中、頭がぼーっとしてしまうのは、このためかもしれません。
さらに厄介なのは、この省エネモードのままお昼を迎えた時の体の反応です。 「やっと栄養が来た!でも、次いつ来るか分からないから、今のうちに脂肪としてしっかり溜め込んでおこう!」と、体は飢餓への備えを始めてしまうのです。 これでは、せっかくカロリーを制限したのに、かえって脂肪がつきやすい体質になってしまう、という皮肉な結果を招きかねません。
体を目覚めさせる「理想の朝食」とは?
では、体のスイッチを効果的に入れるためには、どんな朝食を摂れば良いのでしょうか。 忙しい朝に、品数豊富な旅館の朝食のようなものを用意する必要は全くありません。
大切なのは、3つのポイントです。
ポイント1:脳のエネルギー源「炭水化物」 まず、脳を目覚めさせるためのガソリンとして、ご飯やパンなどの炭水化物は欠かせません。これが無いと、午前中の仕事や家事のパフォーマンスが上がりません。
ポイント2:体のリズムを作る「たんぱく質」 そして、焼き魚や卵、納豆などのたんぱく質は、特に肝臓の体内時計をリセットするのに重要だと言われています。体の中心から、活動モードへの切り替えを促してくれます。
ポイント3:満足感と消化を助ける「よく噛むこと」 早食いは肥満の元、とよく言われますよね。脳が「お腹いっぱいだ」と感じるまでには、食べ始めてから約20分かかります。よく噛むことで、この時間を稼ぎ、食べ過ぎを防ぐことができます。 例えば、食材を少し大きめに切ってみたり、根菜のような歯ごたえのあるものをメニューに加えたりするだけで、自然と噛む回数は増えていきます。
日本の伝統的な「一汁三菜」が理想ですが、忙しい朝はご飯と具沢山のお味噌汁、そして卵焼き、といった「一汁一菜(あるいは二菜)」でも、これらのポイントを十分に満たすことができます。 まずは、何か少しでも口に入れることから始めてみてください。
野菜の栄養、「生」と「加熱」でどう変わる?
さて、朝食で体のスイッチを入れたら、次は日々の食事で摂る「野菜」の調理法についてです。 「野菜の栄養を逃さないためには、生で食べるのが一番!」という話、よく聞きますよね。
確かに、それも一つの真実です。 しかし、これもまた「全ての場合において、生がベスト」というわけではないのです。
「生で食べる」メリットとデメリット 生野菜の最大のメリットは、ビタミンCやビタミンB群のような、水に溶けやすく熱に弱いデリケートな栄養素を、失うことなく摂取できることです。 また、歯ごたえがあるので満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止にも繋がります。
一方で、カサが多くてたくさんの量を食べられない、体が冷えやすい、消化に少し時間がかかる、といったデメリットもあります。
「加熱して食べる」メリットとデメリット では、加熱調理はどうでしょうか。 最大のメリットは、カサが減ることで、驚くほどたくさんの量の野菜を食べられることです。ほうれん草のおひたしなんて、茹でる前はすごい量ですが、ペロリと食べられますよね。 また、加熱することで殺菌され衛生的ですし、細胞壁が壊れて消化吸収しやすくなるという利点もあります。
そして、加熱調理には、ある特定の栄養素の能力を最大限に引き出す「魔法」のような効果もあります。 例えば、ニンジンに含まれるβ-カロテンという栄養素は、油と一緒に加熱することで、体内への吸収率が格段にアップするんです。生で食べるよりも、炒め物にした方が、その栄養を効率よく受け取れる、というわけです。
もちろん、デメリットは、先ほどお話ししたビタミンCなどが、加熱によって一部失われてしまうことです。
というわけで
ここまでくると、もうお分かりですね。 朝食を抜くのが必ずしもダイエットに繋がらないように、野菜の調理法も「生だけ」「加熱だけ」と偏ってしまうのは、非常にもったいないのです。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、上手に使い分けること。 それが、栄養を最大限に活かすための、最も賢い方法です。
例えば、ビタミンCをしっかり摂りたい日は、フレッシュなサラダを食事にプラスする。 野菜をたっぷり食べたい日や、β-カロテンを効率よく摂りたい日は、炒め物や具だくさんのスープにする。
このように、調理法を一つの「正解」に縛られるのではなく、その日の目的や体調に合わせて、柔軟に選んでみてください。 その日の気分で洋服を選ぶように、調理法も楽しみながら選んでみる。 そんな少しの意識の変化が、あなたの食生活を、そして体を、より豊かで健康なものへと導いてくれるはずです。
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