こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
今日は、私たちの体の「新陳代謝」と「防御力」という、若々しさと健康の根幹を支える、非常に重要なミネラル、「亜鉛」についてお話ししたいと思います。 「亜鉛」と聞くと、なんとなく「男性向けの栄養素かな?」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、もし「最近、何を食べても味がはっきりしない…」「ちょっとしたことで風邪をひきやすくなった」「傷の治りが遅くなった気がする」といった、年齢と共に感じるささいな不調の裏に、この亜鉛の不足が隠れているとしたら、どうでしょう?
今回は、私たちの「感じる力」と「守る力」を支える、亜鉛の知られざる本当の姿と、現代人が陥りやすい欠乏の落とし穴について、詳しく見ていきましょう。
亜鉛の正体は「細胞の生まれ変わりを司る、現場監督」だった!
まず、亜鉛とは一体何者なのでしょうか。 亜鉛は、私たちの体の中に約2g存在する「微量ミネラル」です。骨や皮膚、筋肉、肝臓、脳など、体のあらゆる場所に存在しています。
ものすごくざっくりいうと、亜鉛は、**私たちの体で「新しい細胞が作られる」あらゆる現場で、そのプロセスを正常に進めるために働く、超重要な「現場監督」**なのです。 私たちの体の中では、300種類以上もの「酵素」が、様々な化学反応を担う働き者の作業員として活躍しています。亜鉛は、これらの酵素が正しく働くための部品(構成成分)となり、作業全体がスムーズに進むように監督しているのです。
「現場監督」がこなす、3つの超重要な仕事
この亜鉛という現場監督は、特に3つの重要な現場で、その手腕を発揮しています。
仕事1:細胞の生成など代謝をサポートする(新陳代謝の司令塔) これが、彼の最も根幹となる仕事です。 私たちの肌がターンオーバーで生まれ変わるのも、髪が伸びるのも、ケガをした傷が治るのも、すべては「細胞分裂」という、新しい細胞が作られるプロセスのおかげです。 亜鉛は、この細胞分裂に不可欠な、タンパク質やDNAの合成を助ける補酵素として働きます。 つまり、亜鉛がいなければ、私たちの体は新しい部品を作ることができず、古くなった組織を修復することもままならなくなってしまうのです。体の成長に不可欠な栄養素であると言われるのも、このためです。
仕事2:味覚を正常に保つ(美味しさを感じる力の源) これが、亜鉛の非常にユニークで、私たちの生活の質(QOL)に直結する仕事です。 私たちが「美味しい」と感じる味覚は、舌の上にある「味蕾(みらい)」という小さな細胞で感知されています。 実はこの味蕾は、非常に新陳代謝が活発で、短い周期で新しい細胞に生まれ変わっています。 そして、この新しい味蕾が作られる過程で、現場監督である亜鉛が必要不可欠なのです。 もし亜鉛が不足すると、味蕾の生まれ変わりが滞り、食べ物の味が分からなくなったり、変な味がしたりする「味覚障害」を引き起こすことがあります。「最近、料理の味が薄く感じるようになった」というのは、もしかしたら亜鉛不足のサインかもしれません。
仕事3:免疫力を維持する(体の防衛システムの司令官) 亜鉛は、外部から侵入してきたウイルスや細菌と戦う、免疫細胞が正常に働くためにも作用します。 さらに、以前お話しした「体のサビ」の原因である活性酸素を除去する抗酸化酵素「SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)」の構成成分でもあります。 まさに、体の防衛システムの最前線で、兵士たちを指揮し、自らも武器となって戦う、頼れる司令官なのです。
亜鉛と賢く付き合うための「食べ方のコツ」
では、この重要な現場監督である亜鉛は、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。
亜鉛が豊富な食品 亜鉛は、基本的にあらゆる細胞に含まれるため、肉や魚介類、大豆製品など、幅広い食品に含まれています。 その中でも特に含有量が多いのが、牡蠣(カキ)です。「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は、まさに亜鉛の王様です。 その他、牛ひき肉や牛肩肉といった赤身の肉、豚や鶏のレバーにも豊富に含まれています。 魚介類では、カタクチイワシ(煮干し)やタラバガニ、乳製品ではプロセスチーズ、豆製品では油揚げなども、良い供給源となります。
注意点:加工食品に潜む「吸収阻害の罠」 ここで、現代人が亜鉛不足に陥りやすい、大きな落とし穴についてお話しします。 それは、加工食品に含まれる一部の食品添加物です。 インスタント食品やスナック菓子などに含まれる「リン酸塩」や、穀物の外皮に含まれる「フィチン酸」といった成分は、亜鉛と結合して、その吸収を妨げてしまう性質があります。
つまり、手軽な加工食品ばかりを食べていると、食事全体の栄養バランスが偏るだけでなく、微量ミネラルである亜鉛の吸収まで阻害され、知らず知らずのうちに欠乏状態に陥ってしまう危険性があるのです。 亜鉛を効率よく摂るためには、できるだけ自然の食品を、バランスよく食べることが、何よりも大切なのです。
というわけで
今回は、私たちの「新陳代謝」と「感覚」、そして「防御力」を支える、亜鉛のすごい力についてお話ししました。 不足すると、味覚障害や免疫力の低下、皮膚炎や傷の治りの遅れ、さらには集中力の低下や生殖機能の低下まで引き起こす可能性がある、非常に重要なミネラルです。 一方で、通常の食事で摂りすぎる心配はほとんどありませんが、サプリメントなどで過剰摂取を続けると、他の重要なミネラルである鉄や銅の吸収を妨げてしまうことがあるため、バランスが大切です。
「なんだか食事が美味しくないな」 「最近、風邪をひきやすくて、治りにくいな」
もし、そんな風に感じることがあれば、それはあなたの体が「現場監督、足りてませんよ!」とサインを送っているのかもしれません。 私たちの体を、日々新しく生まれ変わらせ、外部の敵から守ってくれる亜鉛。 ぜひ、今日の食事から、この頼れる現場監督を、意識して食卓に招いてあげてください。
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