こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
さて、以前の記事で、タンパク質が私たちの体を日々作り変えてくれる「メンテナンス・クルー」である、というお話をしました。 肌のハリ、髪のツヤ、そして筋肉の維持まで、タンパク質は私たちの若々しさに欠かせない存在ですよね。
でも、もし「せっかく摂ったタンパク質が、体の中でうまく使われずに無駄になっているかもしれない」としたら、どうでしょう? 実は、タンパク質という優秀なクルーたちも、彼らをまとめ、仕事の指示を出す「腕利きの職人」がいなければ、その能力を十分に発揮することができないのです。
その重要な役割を担っているのが、今回ご紹介する「ビタミンB6」です。 今回は、タンパク質の効果を最大化し、さらには私たちの心の健康まで支えてくれる、ビタミンB6の知られざる力に迫ります。
ビタミンB6の正体は「タンパク質の職人」兼「心のサポーター」だった!
ビタミンB6は、ビタミンB群の一員で、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」の仲間です。 その最も重要な仕事は、ズバリ**「タンパク質の代謝をサポートすること」**です。
ものすごくざっくりいうと、ビタミンB6は、**私たちが食事から摂ったタンパク質という「素材」を、肌や髪、筋肉といった、私たちの体に必要な「部品」へと作り変える、腕利きの「職人」**なのです。 この職人がいなければ、いくら良い素材(タンパク質)を体に送り込んでも、美しい肌や健康な筋肉は作られません。
そして、彼にはもう一つ、特に私たち40代以上にとって見過ごせない、大切な仕事があります。 それが、私たちの気分や意欲を支える「心のサポーター」としての役割です。
「腕利きの職人」がこなす、3つの重要な仕事
では、このビタミンB6という職人さんは、具体的にどのような仕事で、私たちの体を支えてくれているのでしょうか。
仕事1:タンパク質の代謝をサポートする(体のリフォーム担当) これが彼のメインの仕事です。体の大黒柱であるタンパク質は、常に分解と合成を繰り返しています。 ビタミンB6は、このタンパク質をアミノ酸に分解し、そして再び体に必要なタンパク質へと再合成する、両方の過程で「補酵素」として働き、このリフォーム作業を円滑に進めてくれます。 また、糖質や脂質が不足した際には、蓄積したタンパク質を分解してエネルギーに変える、という重要な役割も担っています。
仕事2:脳の神経機能の維持を助ける(心のバランス調整役) ここが「心のサポーター」としての彼の真骨頂です。 私たちの「幸せ」や「やる気」、「落ち着き」といった感情は、脳内で情報をやり取りする「神経伝達物質」によって大きく左右されます。 例えば、幸せを感じる「セロトニン」や、やる気を引き出す「ドーパミン」などが有名ですね。
そして、これらの神経伝達物質は、実はタンパク質が分解されたアミノ酸を材料にして作られています。 ビタミンB6は、このアミノ酸から神経伝達物質を合成する過程で、絶対に欠かせない補酵素として働くのです。
つまり、ビタミンB6が不足すると、心のバランスを保つための神経伝達物質がうまく作られなくなり、理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだりする一因になる可能性がある、と考えられています。 心の健康を保つ上でも、非常に重要なビタミンなのですね。
仕事3:さまざまな生理作用をサポートする(多才なマルチプレイヤー) さらに、ビタミンB6は、脂質の代謝や、血液の赤血球の合成を助けたり、ホルモンの働きを調整したりと、体の様々な場所で活躍するマルチプレイヤーでもあります。
この優秀な「職人」を、どうやって食事に招く?
では、この頼もしいビタミンB6は、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。 嬉しいことに、ビタミンB6は、動物性・植物性を問わず、幅広い食品に含まれています。
ビタミンB6が豊富な食品 特に含有量が多いのが、にんにくやピスタチオ、そしてマグロの赤身などです。 その他、牛レバーや鶏ささみといった肉類、酒かす、さらには果物のバナナにも比較的多く含まれています。
賢い食べ方のコツ:熱と光と水に注意! ただし、この職人さんは少しデリケートな一面も持っています。 ビタミンB6は、熱や光に弱く、また水に溶け出しやすい性質を持っています。 そのため、調理の際には少し工夫が必要です。
例えば、にんにくのように生で食べられるものは、そのまますりおろして薬味に使うのが効率的です。 また、冷凍食品や加工品は、製造過程で素早く処理されるため、ビタミンB6の損失が少ない場合があると言われています。
さらに、植物性食品に含まれるビタミンB6の利用率は、動物性食品に比べて75%程度と、少し低くなるという報告もあります。 だからといって、植物性食品が劣るわけではありません。大切なのは、肉、魚、野菜、果物と、様々な食品からバランスよく摂り、全体として十分な量を確保することです。
不足すると?摂りすぎると?
通常の食事をしていれば、ビタミンB6が極端に不足する心配はあまりありません。 しかし、不足すると、皮膚炎や神経障害などを引き起こすことがあります。 また、つわりの症状を和らげる効果があるとの報告もあります。
一方で、水溶性ビタミンのため、食事からの摂りすぎによる過剰症の心配はほとんどありません。 ただし、サプリメントなどで継続的に大量摂取を続けると、手足のしびれや痛みといった、感覚神経の障害を引き起こす可能性が報告されているため、サプリメントの利用は用法・用量を守ることが大切です。
というわけで
今回は、タンパク質の効果を最大化し、私たちの心と体の健康を支えてくれる「ビタミンB6」についてお話ししました。 彼が、単なるビタミンの一つではなく、「タンパク質の職人」であり「心のサポーター」でもある、ということがお分かりいただけたでしょうか。
これからは、タンパク質を摂る際に、ぜひビタミンB6のことも思い出してみてください。 「今日は良質なタンパク質としてマグロのお刺身を食べよう。薬味のにんにくもたっぷり添えれば、ビタミンB6も一緒に摂れて一石二鳥だな」 そんな風に、栄養素のチームプレーを意識することで、あなたの食事はもっと賢く、もっと効果的なものになるはずです。
美肌も、元気な体も、そして穏やかな心も、全ては日々の食事から作られます。 ぜひ、この万能な職人、ビタミンB6を、あなたの食卓のレギュラーメンバーに加えてあげてください。
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