こんにちは!
アンチエイジングアドバイザーのKatsu(@adviserkatsu)です。
今日は、健康診断の結果を見るたびに、私たちの心をザワつかせる「コレステロール」という言葉について、その本当の姿をお話ししたいと思います。 「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」。 まるで、私たちの体の中で、天使と悪魔が戦っているかのようなネーミングですよね。
そして、多くの人が「悪玉」という言葉の響きから、「コレステロールは体に悪い、避けるべきもの」というイメージを持っているのではないでしょうか。 健康のために、コレステロールが高いと言われる卵やレバーを我慢している、という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、もしその「悪玉」と呼ばれているコレステロールが、本当は悪者ではなく、私たちの体にとって非常に重要な役割を担っているとしたら…? 今回は、そんなコレステロールにまつわる大きな誤解を解きほぐし、彼らと賢く付き合っていくための新しい視点をご提案します。
嫌われ者「コレステロール」の、知られざる4つの重要な仕事
まず、大前提として知っておいていただきたいのは、コレステロールは脂質の一種で、私たちの生命活動に絶対に欠かせない物質だということです。 病気を引き起こすご予備軍のようなイメージがありますが、それは大きな誤解です。
ものすごくざっくりいうと、コレステロールは**私たちの体という「精密な機械」を作り、維持するための、非常に重要な「材料」**を供給する、マスタークラフトマン(熟練の職人)のような存在なのです。 彼がいなければ、私たちの体は成り立ちません。 具体的には、主に4つの重要な仕事を担っています。
仕事1:全身の「細胞膜」の材料になる 私たちの体を構成する約37兆個の細胞。その一つ一つを包んでいる「細胞膜」の主材料になります。丈夫でしなやかな細胞膜を作ることで、細胞への物質の出入りを調整する、門番のような役割も果たしています。
仕事2:若々しさを保つ「ホルモン」の材料になる 男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン)といった、私たちが若々しく、エネルギッシュでいるために不可欠なホルモンの原料となります。また、体の調子を整える副腎皮質ホルモンの材料にもなります。
仕事3:骨を強くする「ビタミンD」の材料になる 皮膚に存在するコレステロールの一種は、紫外線を浴びることで、骨の健康に欠かせないビタミンDに変化します。
仕事4:脂質の消化を助ける「胆汁酸」の材料になる 脂っこいものを食べたときに、その消化吸収を助ける「胆汁酸」も、コレステロールから作られています。
このように、コレステロールは私たちの体の隅々で、なくてはならない重要な働きをしているのです。
「善玉」「悪玉」の正体は、コレステロールを運ぶ「配送トラック」だった!
「でも、健康診断では善玉と悪玉に分けられて、悪玉は少ない方がいいって言われるよ?」 その通りです。では、その違いは何なのでしょうか。
実は、「善玉」「悪玉」というのは、コレステロールそのものの種類ではありません。 それは、コレステロールを体中に運ぶための**「乗り物(配送トラック)」の種類**のことなんです。
コレステロールは脂質なので、血液という水の中には溶けることができません。 そのため、リポたんぱく質という特別なトラックに乗って、全身を旅しています。 このトラックに、「LDL」と「HDL」という2種類があるのです。
LDLコレステロール(悪玉):全身にコレステロールを届ける「配達トラック」 LDLは、肝臓で作られたコレステロールを、「この細胞にどうぞ!」と全身の各部署に配達して回る、とても真面目な配達トラックです。この配達がなければ、私たちの細胞は新しい材料を受け取ることができません。
HDLコレステロール(善玉):余ったコレステロールを回収する「回収トラック」 一方のHDLは、各部署で使われずに余ってしまったコレステロールを、「お疲れ様でした!余った分は回収しますね!」と回収し、再び肝臓へと持ち帰る、お掃除上手な回収トラックです。
なぜLDLは「悪玉」と呼ばれるのか? どちらのトラックも、体にとっては必要不可欠な仕事をしていますよね。 ではなぜ、LDLだけが悪玉と呼ばれるのでしょうか。
それは、この「配達トラック(LDL)」が増えすぎてしまうと、問題が起きるからです。 配達されるコレステロールの量に対して、それを使う細胞の需要や、回収トラック(HDL)の数が追いつかないと、行き場を失ったコレステロールが、血管という道路の脇にポイ捨てされてしまいます。 このポイ捨てされたコレステロールが溜まっていくと、道路が狭く、硬くなる「動脈硬化」を引き起こしてしまうのです。
つまり、LDL自身が悪さをしているわけではなく、配達と回収のバランスが崩れ、コレステロールの交通渋滞が起きてしまうことが、問題の本当の原因だった、というわけです。
というわけで
今回は、コレステロールの本当の姿についてお話ししました。 コレステロールは決して悪者ではなく、私たちの体を支える重要な材料であること。 そして、「善玉」「悪玉」とは、コレステロールそのものではなく、それを運ぶ「トラックの種類」であり、問題なのはその「交通バランス」であること。 少しイメージが変わったのではないでしょうか。
ちなみに、私たちの体はとても賢くできていて、食事から摂るコレステロールが多いと、肝臓で合成する量を減らし、逆に食事から摂る量が少ないと、肝臓で合成する量を増やして、体内のコレステロール量を一定に保とうとする働きがあります。 だから、「卵は1日1個まで」と神経質になりすぎる必要はない、というのが近年の考え方です。 もちろん、摂りすぎはLDLコレステロール値を上げる可能性があるので注意は必要ですが、「日本の食事摂取基準」でも、目標量は200mg未満が望ましい、とされている程度です。
大切なのは、コレステロールという言葉に怯えることではありません。 自分の体の中で起きている「物流システム」を理解し、そのバランスが崩れないように、食生活全体を見直すことです。 特定の食品を過度に避けたり、逆に摂りすぎたりするのではなく、様々な食品をバランスよく食べることが、結果的にコレステロールの交通渋滞を防ぐ一番の近道なのです。
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